特発性多毛症と続発性多毛症の治療法の違い
一般的に男性ホルモン(アンドロゲン)依存症の発毛が認められる場合、多毛症と呼ばれていますが、「多毛」といっても毛の本数が増加するわけではなく、軟毛やうぶげが肥大化、あるいは硬毛へと変化していくものです。
多毛症は、原因不明の「特発性多毛症」と原因疾患を伴った「続発性多毛症」に分類されます。
特発性多毛症
多毛症全体の約5割を占めており、血液中の男性ホルモンは正常ですが、皮膚のアンドロゲン感受性が亢進しています。
続発性多毛症
特発性多毛症と病態が異なり、男性ホルモンが過剰に産生されています。多嚢胞性卵巣症候群が原因とされることが多いです。
多毛症の治療では、脱毛クリームなどを使った対症療法に加え、ホルモン療法も広く行われます。具体的には、卵巣におけるアンドステロン産生の抑制を目的に経口避妊剤(低用量ピルなど)が投与されるケースが多く、スピロノラクトンも比較的よく使用されます。
特発性多毛症の治療は、体質的・遺伝的な多毛が多いため、四肢の硬毛は男性ホルモンの依存性が低いので、脱毛剤を使う方法や医療レーザー脱毛や電気脱毛を行わなくては難しいとされています。
続発性多毛症の治療は、男性ホルモンレベルを下げるホルモン療法で治療できるものと
されています。
いずれにせよ、原因をはっきりとさせて、適切な治療を行うことが大切ですね。
